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「対人援助を考える」

 
 今日的な時代背景による多種多様な価値観の相違により、ひとり一人が自分の生活に満足できる条件や環境が求められ、対人援助者が行う心理的な理解や身体的援助(以下「ケア」という)の活動は広範囲且つ複雑な生活領域に取り込まれていると言えます。
そして、その複雑な生活領域に取り込まれた条件や環境は、対人援助者がケアを必要とする人の心理的状況や行動特徴をどのように捉えるべきかという本質的な問いかけも求められているとも言えます。
しかし、対人援助者が行うケアもいまだ不明瞭であり、「人はなぜ、目の前にいる人を援助しなければならないのか」あるいは「あるべきケアはどうあるべきか」という援助観に対して明快な共通の答えを出すことができないでいるのではないでしょうか。

 人間社会が成立して以来、どのような時代であっても保護やケアを必要とする人々が存在し、その人々を保護しケアするために積極的な行動を取る人々が見られてきました。対人援助者におけるケアは、このような行動が蓄積されるなかで体系化されてきたと言えます。しかしながら、対人援助におけるケアは、社会的関係のなかで規定された援助する側と援助を受ける側との相互の関係を通じて成り立つことを特徴としているため、いつの時代も援助する側の立場による極めて意図なケアの視点が存在しているとも言えます。
我々人間は多様な環境のなか、その環境と相互に関係しあう交互作用を通して生活を送っています。それゆえに、単に生命が維持継続しただけの生存ではなく、自らの意思決定の連続性によって生活を送っています。そして、意思決定の基となる心理的な理解こそが対人援助におけるケアを考える視点であり、生きる権利を有した人格に対する畏敬としてケアが展開されるべきであると考えます。

 また、障害や疾病の有無に係らず対人援助におけるケアは、個々に抱える様々な問題に対して、その解決するためにとるべきスタンスをどのように考えるか、あるいはどのような手順によって進むことが最も効果的で機能的であるのかという、計画的で目的意識をもった一連の行動過程でなくてはならないと思います。そしてその一連の行動過程のなかで、相手の意思決定すなわち自己決定を反映させ、個人の状況あるいは状態を認め、単に治療するだけでなく社会的な環境に適応するために、個人のあるがままの姿を受け入れられる環境づくりと個人の選択機会の拡大に努め、本人の意志を尊重した「生活の質」の改善或いは前進的な向上を目指さなければならないと思います。

 そして、ひとり一人が独立した人格体として生活が充足できるように、機能する能力を引き出し、心理的な理解を踏まえた個人の行動領域に合わせた対人援助を個人的なミクロレベルなケアから社会的なマクロレベルのケアまでの間を常に追及し探究して行かなければならなのではないでしょうか。
     
 
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